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2020-07

新テストの勝機

今年の大学受験から始まる共通テスト、いわゆる新テストですが、現高3生のみならず、将来新テストを受けることになる全学生とその保護者様から注目されていることと思います。

紆余曲折がありながら、記述式問題の採用が見送られるなどして、劇的と言えるほどの変貌はないという印象がどうしてもぬぐえません。

しかし、あくまでも見送りですし、新テスト全体として、思考力・判断力・表現力を問うという方針は変わっていないので、いま中学生や小学生の方々が受けるころには、さらなる変革が起こっていると思っておいた方がよいでしょう(だって、現状マーク式のままなのに表現力を問うって言われても「は?」って感じですしね。アーティスティックなマークを描けば加点が貰えるのでしょうか?)。ですから、毎年の傾向に注視していただきたいと思っております。

来年第1回新テストを受ける方々は、既に口酸っぱく新テストの傾向対策などを聞かされていることと思います。今回はそっちには触れません。動画でも、記事でも、検索すればいくらでも出てくるので調べてみてください。


そして、これは僕の勘ですが、少なくとも国語については新テストの新問題や傾向に引っ張られすぎない方がいいです。個別に対策しなければ、図や表の読み取りや座談会形式の文章が一切読めない、ということもないと思うのです。

新たなものに慣れる必要はあるかもしれませんが、むしろ近年のセンターを踏まえて、旧形式の問題をしっかり対策しているかどうかで差がつく気がしてなりません。古典も含めた全体の配点も考慮してみましょう。

近年出題の評論を読むためには「キーワードそのものの意味を文章中から読み取る」必要があると感じますし、小説は70年以上前の古いものが頻出しています。こっちの対策の方がよほど時間がかかるでしょう。ですから、まずはしっかりと歴年の蓄積されたセンター対策問題に挑んでいく姿勢が大切です。

みんなが一つの方向に気を取られているときは、反対側に勝機があるものです。ゲームで言えば裏どりを狙うようなものです。
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推敲!

記述問題にせよ、作文問題にせよ、解答を書き上げたあとの推敲作業を適切に行うことができれば、解答の安定感をグッと増すことができます。

そもそも推敲とは何かというと、「文章をよくするために、何度も練り直すこと」です。唐代の中国の故事成語であり、ある人物が詩を作っている時に、「推」という字と「敲」という字、どっちを使おっかな~~と悩みに悩んだよ、というお話から出来た言葉です。

推敲作業にはいくつかのコツがありますが、その基本は文章のルールを知っていることです。



①主語と述語を確認する。

まず主語と述語が判別できることが前提にはなりますが、主語と述語だけを抜き出したときにおかしくなる文章は修正が必要です。

例「私の今年度の夏期講習における目標は、朝早くから、定期テストで最低でも80点をキープするために、気合を入れて勉強しなければならない。」

問題だらけのこの例文ですが、まずは主語と述語だけを抜き出してみます。


主語「目標は」

述語「したい。」


繋げると、「目標は、したい。」 既におかしいのですが、まだ少しわかりづらいので、主部と述部を抜き出します。


主部「私の今年度の夏期講習における目標は」

述部「気合を入れて勉強しなければならない。」


これを繋げて読んでみると、誤った日本語であることが一目瞭然となりますね。


主部に合わせて述部を「気合を入れて勉強することだ。」にするか、述部に合わせて主語を「私は今年度の夏期講習において」とすれば、主語と述語の関係が正しくなります。




②修飾語と修飾される語をなるべく近づける。

例「私の今年度の夏期講習における目標は、朝早くから、定期テストで最低でも80点をキープするために、気合を入れて勉強することだ。」

頭に思いついたまま書き連ねていくと、妙に読みづらい文章になるのは大抵これが原因です。

「朝早くから」という情報が、「勉強する」と距離的に離れすぎているために、文章の要旨が分かりにくくなっています。

ひどい時には、直後にある文節と繋げて読まれてしまい、「朝早くから定期テストがあるの?」と思われる可能性すらあります。

「朝早くから勉強する」 という風に、なるべく近づけるようにすれば自然と防ぐことが出来ます。

ついでに、「私の」と「目標は」も近づけた方が読みやすくなります。


例「今年度の夏期講習における私の目標は、定期テストで最低でも80点をキープするために、気合を入れて朝早くから勉強することだ。」




③長い文を避ける → 二つに分ける

↑先ほどの段階で、例文の文章としての破たんは解消されました。

先ほどのようなミスを防ぎ、なおかつ読みやすい文章にしていくためには、一文が長くなりすぎないようにすることが大切です。

この例文くらいの長さならばまだ大丈夫ですが、もっと長くなってしまったときには、どこかで文章を区切るしかありません。その際、何も考えずに文章を分けると、また主語と述語の関係がおかしくなってしまうことがあるので、言葉を変えたり足したりして調整する必要はあります。

むしろ今回の例文くらいの長さだと、無理に分けようとしても変になってしまうので、別の方法を考えましょう。




④長い文を避ける → 要らない部分を削る

長文を避けるもう一つの手段は、そもそも要らない部分を削ること。

ただの作文ならある程度自由ですが、テストでの解答や小論文においては、不要な部分は極力削るのが鉄則です。大事な部分まで削ってしまってはいけませんが、無くてもいい文節があるならば、本当にその文節が必要なのかどうかをよく考えましょう。それこそ推敲です。

今回の場合、「80点」という目標点まで具体的に示す必要があるかどうかから考えましょう。


例「今年度の夏期講習における私の目標は、毎日朝早くから勉強することだ。」




⑤そもそも話の中身はおかしくないか?

言っている内容が根本的におかしければ、どれだけ文章を直したとしても意味がありません。

文章そのものを書き直すハメになるので、文章を書き始める前の段階でしっかり精査しておきましょう。


……気づきましたか?

「朝早くから勉強する」のは、「夏期講習の目標」としてはおかしいですよね?

どちらかといえば、それは「夏休みの目標」でしょう。生活習慣の話ですからね。



例「今年の夏休みにおける私の目標は、毎日朝早くから勉強することだ。」


ということで完成です。猛烈に短くなりました。

スッキリしましたよね。



「テストの時にこんなにじっくりと推敲してられないよ!」という意見もあるかと思いますが、この練習を日ごろからしていると、だんだんと初めから正しい文章が書けるようになるものなのです。

文章が書けない人はいませんが、正しい内容の文章をしっかり書ける人は多くはいません。

正しい内容の文章を書ける人のなかでも、頭にスッと入ってくる文章を書ける人はさらに貴重です。

一筆入魂、全ての表現に全力をかけましょう!

入試の年度の数え方

続々と、来年度の入試情報が発表されつつありますね。

そこで少し細かい話なのですが、今日は「入試情報における年度の数え方」について書いてみます。


「〇〇〇〇年度入学試験」という表現をよく目にすると思います。

突然ですが、いわゆる「受験生」と言われているのは、今年度の中3、高3、または小6ですよね。そして、その今年度というのは、2020年度もしくは令和二年度になるわけです。

そんな「2020年度の皆さん」が受験する入学試験は、果たして何年度の入学試験になるのでしょうか?


前もこんな話をしましたが、今の年度は四月始めなので、2020年度は2021年の三月まで続きます。だから、今年小6・中3・高3の皆さんは、2020年度の間に入学試験を受けることになります。

おそらくそれが混乱の元になっているのでしょう。

さきほどの問いの正解は、「2021年度入学試験」です。

2020年度生が、2020年度の間に受ける試験なのに、2021年度の入学試験なの?と思ってしまうかもしれませんが、もう少し正確に表現するならば、その試験は「2021年度(に)入学(する人を選抜する)試験」ということなのですね。


「ふーん」で済まされてしまいそうな雑学未満の何かだと感じてしまわれてそうですが、もしこれを勘違いしていたらただ事では済みません。昨年度の募集要項を今年のものだと勘違いしてしまう可能性もありますし、厄介なことに、情報サイトなどにおいてこれを間違えている方や会社がちょくちょくいるのです!!

公式サイトなら多分正確なのですが、インターネットの様々なサイトから得られる入試情報は本当に最新のものなのか、よく中身を見て判断しなければなりませんよ!

文章力を上げる方法

近頃ふと感じたことですが、国語の指導では不思議と文章の読解ばかりに目が向きがちで、文章を書く力の方にあまり視線が向きませんね。

ということで文章力を上げる方法についてざっとご紹介しましょう。全て私が実際にやってたことです。

「なら、余り効果ないのか」、なんて言う人は、きっといないと信じます。



もちろん基本は読書なのですが、ただ読むだけではいけません。

「この表現は自分には思いつかないな」と感じたフレーズを片っ端からノートにメモっていました。

まだまだ語彙の少ない段階ですから、何も考えずに文章を書いても経験値の入るような状況ではありません。家を建てるにしても、まずは材料集めから始めるということですね。

あとはその材料をどこから集めるか、なのですが、これは目指す文章によって最適な場所は変わるでしょう。自分が素晴らしいと感じる文章がもしあるならば、それの筆者の文章を読み漁りながら、盗める材料を盗みつくすのです。

そしてパクった表現を組み合わせてそれっぽく文章を作りましょう。まずは出来合いの素材で立派な家を作るのです。

何の文章を書けばいいか判らないという人は、まずは無難に日記とかでもいいはずです。

私は昔に書いた自分の日記やポエムみたいなのが結構残ってたりして、読んでると猛烈に恥ずかしいですが、頑張って残しておくと思い出にはなります…。ちなみに、中学生ぐらいの時期に書いたものは一時期ちゃんとCDに焼いて残していましたが、燃やしました。耐えられなくて。



さて、そうやって遊んでいるうちに、ある程度語彙が増えてくると、自分でどんどん文章が書けるようになるはずです。この頃僕がハマってたのは「三題噺」です。

「三題噺」とは、適当に決めた3つのワードを必ず組み込んで一つのお話を作るというもの。作家志望の人間の定番練習でもあります。

しかしこれは余りにも創作方面に寄りすぎた訓練なので、やはりマジメな文章に関しては、先生に添削してもらうというのが最善の練習だと思います。

マジメな文章には「ルール」がありますから、詳しい先生に教えを乞いましょう。人によって傾向は違いますから。

国語の記述解答にしても、創作癖のある人は気を抜くと本文から離れて自分で語り始めてしまうし、本文に頼りすぎる人はかみ砕いて要約ができません。一人一人に言うべきことは違います。

余談ですが、高校生の頃の私は漢文を読みすぎて、普段の文章が書き下し文みたいになる病気にかかっていました。そんなもの読みづらくてしょうがない訳ですが、引き出しの一つと言えば、まあ勉強の成果だったとも捉えられます…。


最後に、自分の書いた文章を翌日以降にもう一度読む癖をつけましょう。書いている時は筆が乗っていて気づきにくいのですが、頭が冷めてから読むと、読みづらくて仕方ないことに気付くことが多いのです。

読みづらくなる原因のほとんどは不要な表現や回りくどい言い回しです。書いた直後だと、違和感があってもそもそも他の表現を思いつけないんですよね。

じっくりと悩みに悩んで決めた部分ほど、読んでみると流れが悪い、ということも。


逆に、上手く書けたなと感じた文章はしっかり自画自賛して読み返しましょう。書いた者だけの特権ですから、「読みやすいなー!」と勝手に喜ぶのです(笑)

それは次へのモチベーションになりますから、自分の書いた文章は自分で評価しましょう。それはあなた自身と向き合うことにもつながります。


長くなってきましたが、文章力に関してはまた機会があれば書きたいと思います!まだまだあるので!今回はこの辺で。

国語が伸びないという人

すごくマジメな生徒なのに、国語がなかなか伸びない。というのはとてもありがちな話ですよね。

もしかしたらそれは、他教科での「効率の良い勉強法」に慣れすぎているのかもしれません。


「このやり方を覚えてしまって、あとは繰り返し練習しよう」というタイプの勉強に頼り切りになってませんか?

読む力の訓練ってどうすればいいのでしょうね。

今回ひとつ紹介するのは、まさに正攻法。学問の王道。「精読」です。

一つの文章を、とにかく隅から隅まで読みつくすのです。一回読んで理解できなかったならば、それで終わらずに、もっと時間をかけて、たとえば一時間かけて読んでみる。むしろ何時間かけてもかまわないのです。どれだけ効率が悪くても、一見頭悪そうな勉強法でも。

理解できるまで読んでみる。

「理解できたよ」という人は、その文章の構造まで見えていますか?

よく出来た文章にはキレイな”構成”、いわば骨組みのようなものがきっちり通っています。一文一文に「なぜその一文を書いたのか」意図があります。本当に理解できているなら、その文章に書かれている内容を、全く違う表現に変えて書くことすらできるはず。実際これはいい練習になるのでオススメです。

国語への苦手意識が全教科に飛び火する前に、そういう、まるで昔の賢者とか仙人の修行みたいな作業を、たまにはしてみてもいいかもしれません。

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